とうとう時代がOH MY GIRLに追いついた。
「살짝 설렜어(Nonstop)」
8冠&オールキル
おめでとう!
音源公開直後、Melonで1位を獲得した時から「今回は明らかに風向きが違う」と感じてはいましたが、まさかこんなにバカ売れするとは!
今まで音楽中心とミュージックバンクでは1位を獲ったことがなく、初めて音楽中心で1位に輝いただけでも快挙だったのに
翌週に「音盤強者が有利」と言われているミューバンまで制覇してオールキルしてしまうなんて誰が予想したことでしょう。
ところであのー、ミューバンのアンコールステージ見ました?まだの人はとりあえずご覧になってからお進みください。
1位公約でパートチェンジしてるんですけど、アリンを真似するジホの水を得た魚っぷり(笑)(笑)どんだけ好きなん???
ユアパート担当のヒョジョンによる渾身の締めも完全におかしいので絶対に見てください。からの最後にITZYのWANNABE大合唱というカオス空間。
さて、
「OH MY GIRLはなぜ売れたのか」
という問に対しては「Queendom効果」という答えで、ほぼ間違いないでしょう。
昨年Mnetで放送された、6組のガールズグループによるカムバック戦争「Queendom」。
いわゆる最近流行りのサバイバル番組という括りではあるのですが、その一単語では表しきれないほど熱く、意義のある戦いが繰り広げられました。
ユアがRoad to Kingdom冒頭でQueendomのことを「お祭り」と表現していましたが、まさに言い得て妙だなと。
ともすれば"女性的な"部分にばかりフォーカスを当てられ、そのアイデンティティが軽視されがちな女性アイドルが、そのポテンシャルを爆発させるための挑戦。
ガールズグループ同士を競わせるという趣旨ではありましたが、彼女たちが戦った相手はあくまで自分であり、色眼鏡で見てくる世間でもあったわけです。
語り始めると長くなるので、Queendomへの愛はRoad to Kingdomに絡めて別記事を書こうかなと思っているのですが
とにかく、この番組に出演して爪痕を残したことでOH MY GIRLは「大衆人気」を得ることに成功しました。
正直Queendomに賭けたもの、捧げたものがあまりにも大きかった分、今回の活動ではそれ以上のリターンを得られたことを実感できる結果となり、WM陣営も胸を撫で下ろしているんじゃないかと思います。
OH MY GIRLはB1A4の妹グループとしてデビューして今年の4月に5周年を迎えた中堅グループなので、元々K-POPファンの間ではある程度知られた存在ではありました。
私自身、B1A4のファンだった影響でデビュー時からOH MY GIRLを見てきたわけですが、最近になって改めて実感しているのがヒョジョンとスンヒの存在感だったりします。
恐らくですけど、OH MY GIRLをうっすら知ってるよーという人の中でなんとなくイメージが強いメンバーって、スタイル抜群でダンスが上手なユアや王道可愛いルックスのビニ、驚異の成長を遂げた末っ子アリンだったりするのではないかと。
一方、ヒョジョンとスンヒはグループのメインボーカルであると同時に、いわゆる"職人"ポジションともいえるメンバー。今まではその魅力が十分に伝わりきっていないような気がしていたわけです。
ということで、OH MY GIRLが波に乗っている今こそ、この2人がいかに「OH MY GIRLの安定感」であるのかをご紹介できればと思います。
2人の共通点を探してみると、実は意外とたくさんあるんですよね。まず前述した通り、グループのメインボーカルを担当している歌うまコンビです。
最近でいうと、「スタジオ音楽堂」に出演して「비밀정원(Secret Garden)」のバラードバージョンをデュエットしていました。
パワフルな歌声を持つボーカリストが多い韓国アイドルの中で見てみると、WMが集めてくる人材って柔らかい歌声でしっとりと歌い上げる”感性ボーカルタイプ”が多いなーという印象。(※サンドゥルを除く)
ヒョジョンとスンヒもお互いの高く澄んだ声と優しく語りかけるような歌い方がとてもマッチしていて、このツインボーカルのバランスが最高!と聞く度にしみじみ思います。ま、素人なんで詳しいことはわかりませんけど。
ちなみに、おまごるは他のメンバーもすごく特徴的で素敵な声を持っており、ヒョジョン・スンヒにユアを加えた3人でビヨンセの「Halo」を歌った動画が大好きなのでこちらも是非。
また、この2人は見てるだけで元気になれるハッピーウイルスでもあります。
「1日くらいは無言修行をさせたいメンバー」としてジホに選ばれる2人、の図。(つまり超うるさい)
スマホをゴミ箱に捨てた(落とした?w)ヒョジョンをスンヒが「オンニパボヤ~ㅋ」とからかえば
#쩡_씅 #언닌바보야 #핸드폰을왜버령 #언니바보얔ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ #지지
— 오마이걸 (OH MY GIRL) (@WM_OHMYGIRL) April 19, 2018
언니는ㅋㅋㅋㅋ바보얔ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ그리고 너무 귀여워 ㅋㅋㅋㅋㅋㅋ pic.twitter.com/5XmgnNdVhj
「ヒョンスンヒ~~~私がパボだって?そっちでしょㅋ」とやり返してTwitterキャットファイトを繰り広げる騒がしい子たち。
현승희~~~ 내가 바보라고???? #쩡_씅 #바보는너야 #바보대전 #대결을시작하지 pic.twitter.com/yoAZRNxzG3
— 오마이걸 (OH MY GIRL) (@WM_OHMYGIRL) April 19, 2018
#셀카의진실 #하하하하내가선두중 #쩡_씅 pic.twitter.com/zNXGJS6r6e
— 오마이걸 (OH MY GIRL) (@WM_OHMYGIRL) April 19, 2018
そんな#쩡_씅の戦いをファンがまとめた動画(笑)↓
2人ともお姉ちゃんがいるので、次女タイプなのかなーと考えるとしっくりきます。明るくハツラツとしていて、お調子者で、気づいたら周りに人が集まっている愛されキャラ。
それぞれの良いところについてもクローズアップしていきたいと思います。
ヒョジョンはグループ最年長でリーダー。おまごる全体に言えることですけど、レドベルのスルギと同じ94年生まれには到底見えない童顔が可愛すぎる。
あだ名は"キャンディ"で、この由来は漫画「キャンディ・キャンディ」の主人公のように明るいからだそう。これを聞くと「確かに!!」と納得してしまうくらい、本当によく喋るしよく笑うし、めっちゃ元気。
無表情が笑顔なんじゃないかってくらい、いつでもニコニコしてます。
笑っちゃいけない場面でもニコニコしちゃうとイジられてました。
ヒョジョンを一言で表すなら、「ポジティブの天才」。
実は幼い頃にお父さんを亡くしており、いくつものバイトを掛け持ちして働きながら歌を続けて夢を掴んだ苦労人なのですが、彼女が過去の話をする時に全く悲壮感というものは漂っていなくて。
中学~高校の間にベビーシッター、焼肉屋や豚足のお店、チラシ配り、ガールズグループの振り付けレッスンなどのアルバイトをしたそうで、「その経験のおかげで、歌う時に深い感性が生まれているから感謝している」と話していました。
先日出演した「RADIO STAR」でもバイト時代に得た特技を楽しそうに披露していて、どんな状況に置かれても必ず何かを得ることができる人なんだなと。
ヒョジョンちゃんがバイト時代に覚えた得意技🤣🤣🤣 pic.twitter.com/06T0cENAF7
— 효로오빠🍭🍭🍭 (@CandyHyoro) May 13, 2020
持ち前のポジティブ精神に加えて人生経験の多さも影響しているのか、とにかく物怖じしない子で、そういう面がリーダーとしての素養にも繋がっていると感じます。
Queendomの序盤、まだどんな戦いになっていくかも想像できずに誰もが不安と緊張を抱える中、とにかく明るいヒョジョンさんの安心感といったら。
出演する他のグループを聞けば、コメントするより先に歌い出す(笑)
1stバトルでトップバッターMAMAMOOのステージを見て他メンバーが圧倒される中、「MAMA並だって教えてくれなかったじゃん~!」と明るく嘆いていたのも最高でした。
同時に涙もろい一面もあり、Queendomでも一番笑って一番泣いていたのがヒョジョンだったなと思います。
この番組のクソシステムの中に、お互いのステージを見て「自分より上のグループ、下のグループ」を選ぶというものがありました。
そして1stステージで、OH MY GIRLは3グループから「自分より下」という判定を受けてしまいます。面と向かってですよ。恐ろしい話ですわ。
そこで、ヒョジョンは耐えきれずメンバーの方を向いて涙を流してしまいます。
でも現場評価を含めた結果では最終的には3位に落ち着いたことで、安堵してまたも涙。
あの場面でヒョジョンが素直に感情を表現してくれたことで場の空気が明るくなったし、メンバーの気持ちが救われた部分もあったんじゃないかと思います。
「初めて1位になったファンとの思い出の曲がビリになりそうで申し訳なかった」と語るヒョジョン。何位だって私たちの誇りだよ(泣)
スンヒは「歩く芸能センス」。
場を読む勘とトーク力がずばぬけて良く、どこの番組に出ても必ず爪痕を残しています。最近はモノマネが持ちネタになりつつある。
自分の顔立ちとメンバーの顔立ちをハ行で表現するおまごるのスンヒが本当天才すぎてずっとニヤニヤしてるからシェアハピさせて笑笑 pic.twitter.com/E52XWYGqtd
— 扇子てゃん (@Sensu_san) April 6, 2020
サイン会のスンヒが面白いというのも既に有名ですよね。
ちょっとだけアリンを撮っていた自分のファンにすねるスンヒ
お菓子をぶちまけるスンヒ
私はEDMスンヒが好き。
スンヒは恐らく、グループ内でも特にSNS上での悪口に悩まされてきた子じゃないかと勝手に思っています。
確かにデビュー当時は歌がうまい素朴な少女という印象で、だからこそWMの好きそうなタイプだとも感じました。サンドゥルポジション。
でも韓国は実力主義というイメージですし、何よりOH MY GIRLの音楽にはスンヒの歌声が必要不可欠なのは明白なので、彼女がどんな言葉を受けて苦しんでいるのかというのをそこまで気にしたことはなかったんです。
2016年、初めて韓国で行われた単独コンサートでスンヒが2NE1の「UGLY」を歌いました。
私は元々この歌が大好きで、題名からわかる通り「私なんて可愛くない」「誰も愛してくれない」というような内容なんですけど
この歌詞をあの2NE1が歌っているということ、何かをぶち壊していくかのような曲調とMV、そして「내가 제일 잘 나가」と同じアルバムに収録されているというところまで全て含めて最高の作品です。
大好きな「UGLY」をスンヒが歌ってくれただけでも嬉しくて私は号泣しながら見ていたのですが(そもそも開演からずっと泣いていた)
途中でスンヒが泣いたんです。まるで、今までこらえていた悲しみがこぼれ落ちたみたいに。
その時に私はこの曲の主人公がスンヒ自身であることに気づき、涙があふれてそれ以上ステージが見れませんでした。
去年出演した、「アクプルの夜」という自分に対するアンチコメントを直接読み上げてコメントさせられるおぞましい番組でも、やはり外見への悪口が本当に多かったです。
「BTSのテヒョンとジミンについて番組で話すな」というアンチコメントも紹介されていましたね。
これに関しては本当に反論させてほしいんですけど、スンヒも番組内で話していた通り、そもそもスンヒから積極的に発信し始めたネタではありません。
むしろ、相手にも迷惑がかかると思って黙っていたそう。
ところがある授賞式で、テテとジミンがおまごるのステージを見てスンヒのパートで盛り上がっているファンカムが上がり、同級生であったことが広く知られるようになって言及することも増えただけ。
くだらないヲタクの嫉妬でスンヒを傷つけたところで、あなたたちとバンタンが友だちになる日など来ないのでどうぞ黙っていてください。
番組内では「毎回同じ内容なので傷つく必要がないと思った」と話していました。
「(スンヒが可愛くないから)誰でもアイドルになれるじゃん。」というコメントに対しても明るく「ではアイドルされてみたらいかがですか?」とカウンターパンチを食らわせる俺たちのスンヒ最高。
でも悪口に慣れるほど心が麻痺してしまったんだと思うと、やるせない気持ちもあります。
お願いだから、これ以上誰もスンヒのことを苦しめないで。
おっと、なんだか暗い話になってしまいましたが…
「OH MY GIRLが売れた」
この事実さえ思い出せば大丈夫。自然とニヤニヤが止まらなくなります。
頑張った人が必ず報われる世界ではないけれど、この子たちだけは報われてほしかったから。
そしてあわよくば、このヒットをきっかけに日本のライブに足を運んでくれる人も増えたら嬉しいですね。
以前、ゆあたまが「日本でアリーナツアーをしたい」と話していました。
大衆に受け入れられて音源が売れても、やっぱり大きなステージに立つというのはアイドルにとって大切な目標なんじゃないかと思います。
おまごる、本当に良いライブするんですよ。そして誰かが泣いたらみんなで泣きます(笑)それを見て私も泣く(笑)
アリーナでおまごるを見て泣きたい!!!
この記事ではヒョジョンとスンヒについてご紹介しましたが、7人7色の個性あふれるとっても面白いグループです。
是非あなたも一度、おまごるの魅力を見つけてみてください。
最後に、可愛さしかない「Dolphin」のSpecial Clipでも貼っておきますので見ていってくだされば幸いです。