推しが尊い。

日韓アイドルを泣きながら爆推しするブログ

タイプロ答え合わせと、timeleszが教えてくれた“永遠”

昨日、新生timeleszが発表されました。加入した5人の新メンバー、おめでとうございます!頼もしい仲間が増えて、ファンとしても嬉しいです。

寺西くんと原ちゃんのブログを読んで、思わず涙がこぼれました。一般参加組から選ばれた3人も含めて、加入してくれた側にも相当の覚悟があったことだけは絶対に忘れないでいたいです。

「この8人で必ず売れる」と言ってくれたんだから、「新生timeleszが国立のステージに立つその日を必ず見届ける」とこちらも決意を固めました。

そして、こんなことヲタクのエゴすぎて普段は絶対に言えないけど、今しかないので言わせてもらう。もう、誰一人としていなくならないでほしい。夢を叶えるその瞬間は、必ず8人で!


そして新生timeleszを応援していく前に、新メンバーオーディションを全面支持して応援してきた身として色々と気持ちの整理をつける必要があったので、自分なりにタイプロの答え合わせをして、最後のタイプロ記事とします。


3人が新生timeleszに求めていたものと結果

新メンバーを選ぶ基準として、「歌やダンスのスキルはそこまで重要ではない」ことは最初から繰り返し言われていましたし、5次審査で脱落してしまった候補生を見てもそれは明らかでした。

では、timeleszが“仲間探し”をするにあたって新メンバーにどんな要素を求めていたのか?明言されていたのは、下記のようなものです。

①華がある
②品がある
③協調性がある
④timeleszと共鳴できる
⑤Sexy Zoneやtimeleszの活動にリスペクトを持ってくれている
⑥これまでの歴史を大切にしてくれる
⑦timeleszとして一生を共にするくらいの覚悟や熱量がある

他にもいくつかあったと思うけど、これらはファンとしても全面的に賛同できる内容でした。

③に関してはファイナルまで残ってる候補生全員ならある程度備わっている能力だと思ったし、④以降に関しては寺西くん・原ちゃん以外の一般人候補生たちのスタート地点は同じなので、その決意や心持ちを視聴者が正確に推し量るのは難しかったと思います。

ファンとして、「この子はsecondzのことも大事にしてくれているな」「Sexy Zoneの歴史までリスペクトしてくれているな」と感じられる場面はあったけど、逆に誰かと誰かを比べて「あの子のほうがリスペクトの気持ちがない」と決めつけるのは不可能だなと。

少なくとも、timeleszの3人と10ヶ月一緒に過ごしてSexy Zoneやtimeleszの曲に触れてきたのであれば自然とリスペクトの気持ちは生まれるだろうし、それを判断できるのはタム3人だけだろうと考えていました。


一方、これはファイナルが終わってから自覚したのですが、私がファン目線で一番重視してほしいと願ってしまっていた部分が「品がある」「華がある」というポイントでした。

そもそも私はSexy Zoneの思慮深い姿勢や美しい言葉が好きだったし、メンバーの活動休止や卒業、改名といった紆余曲折にも振り落とされずついてきたのは、何よりも彼らを人として尊敬していたから。

ケンティーの「相手が言葉のナイフを差し出しても、言葉の花束で返す」という言葉、実践するのはなかなか難しいけど、その気持ちを自分も大事にしたいと思って生きています。

あとは、正直アイドルに対してビジュアルの話をしない方が不自然だと思うので言いますが、薔薇が似合う王道ジャニーズアイドルのSexy Zoneが大好きでした。

別にビジュアルを基準にして誰かを貶したいわけではなくて、少なくともジャニーズの各グループにはコンセプトがあるわけで、ケンティーがいくらカッコよくたってSixTONESにいるのはなんか違うわけじゃないですか。

「“Sexy”を冠したグループ名を付けて、王子様っぽい白衣装を着させて、薔薇を持たせたい」という狙いがあって組まれたグループであり、その王子様コンセプトを軸に集められたキラキラな5人組が何よりも好きだったのです。

これが、私の考えるSexy Zoneおよびtimeleszが持つ「華」でした。

だって、タイプロファイナル審査の記事が各WEBサイトで公開された時、みんなこの写真みて「やっぱり勝利くんが一番華がある」と言ってましたよね?


mdpr.jp


写真から感じる華って、それはもうやっぱりビジュアルから出るものでしかないと思うのです。

「品」と「華」、この2点で私が個人的にtimeleszと高い親和性を感じていたのが、路己くん・乃我くん・大夢くんでした。これは勝手に押し付けた理想なので悪しからず。

だから、その3人がまとめて入らないことをあまり想像できてなくて、新メンバー発表はちょっと衝撃が大きすぎました。

特定の候補生に対して、この子が入らないでほしかったとかいう感情は全くないです。本当にみんな入ってほしかった。

ただ、ロイノア大夢だけが選ばれないっていうのは、Sexy Zoneを構成していたかなりコアな部分をタム3人が重要視していないということでもあり、その選択がすごく予想外でもありました。

でも冷静になって考えてみたら、timelesz projectで選ぼうとしていたのはSexy Zoneじゃなくて新生timeleszの仲間なんだから当たり前ですよね。自分が勝手にSexy Zoneの影を追い求めすぎていたのです。

だって今はもうグループ名も変わってtimeleszになっていてケンティーもマリウスもいないのに、またSexy Zoneを作るなんて無理なわけですよ。だから3人はSexy Zoneには囚われない、なんなら3人時代のtimeleszにも囚われない全く新しいグループを作ることにしたんだと思います。

そもそもタイプロが始まってからのことを振り返ってみると、「3人が求める新メンバー像」については本人たちからの発信もあったし色々と想像できていたけど、「3人が考える新生timelesz像」についてはどうだったっけ?

なんとなく「3人が求める新メンバー像」を集めたらできあがるグループが新生timeleszだと思っていたけど、それ自体がすごく曖昧な未来予想だったんだな、と今になって思います。もちろん、候補生が絞られていく中で徐々に新生timeleszに対するビジョンが固まっていった部分もあるでしょうけど。

そして自分の中でここまで考えてふと思ったのは、結局このタイプロの審査もステージではなく、ネトフリ配信に乗っていない普段のコミュニケーションの中で行われていた部分が結果的には大きかったのかもしれません。

「スキルはそこまで重要じゃない」というのはわかるんですよ。でも、ステージを通してスキルを飛び越えた「華」や「アイドル性」は確実に見てると思ったし、だから路己くんの加入に期待を膨らませた。

なのに、最初にほしいと言っていた要素の「華がある」と認めた子まで落ちたら、それはもう、私たちの見ていない場面で心動いた部分が大きかったのだろうと受け取るほかありません。

5次審査の結果までは、個人的な感情として別れの寂しさはありつつも、少なくともタム3人の言葉との乖離は感じられなかったので理解できていましたが、ファイナル審査を見終わった時点では自分がかなり根本的なところから前提を読み間違えていたことに気付き、新生timeleszについて解釈するのは少し時間がかかりました。

「timeleszからのご挨拶」を見てわかったこと

ファイナル審査後にFC会員向けの生配信があり、そこで新生timeleszが初お披露目となりました。

配信で8人を見てみると確かにすごくバランスが良くて、寺原が入る分フレッシュさがどうかなーと思ってたけど、そもそも10代が加入しなかったから平均年齢もそこまで下がってないし、なんか「自分たちで新メンバーを決めた」というのが如実に表れているなというのが素直な感想。

それこそSnow Manなんて「周りの大人が新メンバーを決めた」感、満載じゃないですか?正直、アラサー6人組のグループに中3のJr.とか全く関わりがなかった関西Jr.を加入させるって正気の沙汰ではないですし、絶対本人たちでは選択できなかった道だと思います。

私は、心のどこかでタイプロにもそれを求めてしまっていました。乃我くんや路己くんを入れて、思いっきり若返りを図る。最初はちょっとアンバランスに見えるかもしれないけど、徐々にグループとして馴染んでいくような未来。

Snow Manだって年齢も身長もバラバラで一見バランスはよくないけど、今のスタエンでは間違いなく最強のグループじゃないですか。だから私は、Snow Manみたいな「スクラップアンドビルド」を経て、国民的アイドルへの階段を上っていくtimeleszを夢見ていたのかもしれません。


ただ、実際には違う形での「スクラップアンドビルド」が行われていました。

新生timeleszの配信を見て色々と腑に落ちた部分があって、それはタイプロ後半に菊池風磨がよく言っている印象だった「どれだけtimeleszと合うか」という部分の最終的な着地点が、「トークのテンポや空気感が合う」ってところだったのかもしれないなということ。

Sexy Zone時代の「個々が自由にやりすぎてて笑いが生まれそうで生まれない空気感」も好きでしたが、確かに世間でウケる面白さではありませんでした。瞬間最大風速的な笑いを生み出すのは結構うまくて、セクチャンとかCD特典映像の切り抜きがXでバズってるのはよく見たんですけどね。

たとえば企画で何かゲームやろうってなっても基本的に全員弱すぎて勝手にルール変えだすし(笑)、それで最終的にカオスになる図がファンは面白いんですけど、割と内輪ノリだったというか。だから冠番組がないのかなぁとも思っていました。

新生timeleszに関しては、とにかくトークのパスが通る通る。菊池風磨が振れば、誰かがちゃんとゴールしてくれる。特に周杜くん、口を開いたらなんか面白いこと言ってくれるんじゃないかという絶対的な期待感がすごいです。

ファイナル配信直後で感情迷子だったけど、見たら普通に元気出る配信でした。ただ、セクゾ時代の雰囲気が好きだった身としては、このノリに慣れるのはちょっと努力が必要かもしれないとも感じました。

8人で初めての配信だったからかもしれないけど全体的に「かかってた」というか、とにかく振られた人は笑いを生み出さなければいけないという強迫観念みたいなものが見え隠れしている空間。

確かにあそこにロイノア大夢が選ばれなかったのは納得でしたし、いなくて良かったとすら思ってしまいました。

Xでは「菊池風磨のイジりが…」と大変盛り上がっていましたが、芸能界における「イジり」は簡単に答えが出ない永遠の課題だと思っています。

「イジり」が全て悪なのかと言うと多分そうでもなくて、たとえばセクゾ時代も勝利の「With you」を一生イジってたし(最後の方はそろそろしつこいと思いつつw)、そういうのは普通に面白いなと思って見ていました。

それで嫌な気分になっていた勝利担は確かにいたかもしれないけど、不快に感じる人よりも面白いと感じる人が相対的に多かった場合、なんとなくイジりが笑いとして成立するんだと思います。

原ちゃんのタイプロ初登場時の怖すぎる目とか、寺西くんVS NOSUKE先生事件とか、視聴者も「んっ?」と思ったポイントだったらイジって掘り下げてくれた方が、むしろ本人的にも良かったりするじゃないですか。

ただ、容姿や本人が気にしているであろう部分に対するイジりは、やっぱりどうしても受け入れがたいですよね。

昨日は特に原ちゃんへの髪型イジりが問題になりましたが、これって菊池風磨が2次審査の時に言っていた「言葉選びの重要性」がそのままブーメランな気がしてて。

大前提、timeleszというグループ内での調和を考えた時に、原ちゃんが髪を伸ばした方がいいのは恐らく事実な気がします(笑)。今もカッコいいんだけど、やっぱ他のメンバーとのバランスを考えた時にもう少し長い方がいいと思う。

だから、周杜くんが「髪伸ばさないんですか?」って切り出した後は、ちゃんと周りが「今も似合ってるけど、長いのもカッコいいじゃん。timeleszになったんだし合わせてみたら?」くらいのノリで話を進めれば良かったのに、原ちゃんの人の良さに甘えてイジる方向にいってしまったのがもったいなかったんじゃないかなーと。

ゆっくりとアーカイブ配信を見返してみたら、橋本くんが菊池風磨とか勝利くんのマネした時も最初は寺西くんが振ってくれてたし、振ったら振ったでちゃんと周りが爆笑してあげてました。逆に、普段はイジられる側として心配されることが多い聡ちゃんは、原ちゃんに対して大分雑な振りして勝利くんにちゃんと怒られてたしw

いつも菊池風磨が悪者になりがちで、実際に良くない部分が前面に出てしまうこともありますけど、昨日の配信は彼だけがイジりを主導したわけではなく、緊張しているであろう橋猪篠を周りの年長者たちがリラックスさせたい意図もあったのだろうと思います。そのために原ちゃんも役割として“道化師”に徹してくれていたのかなと。

もちろん視聴者が抱いた不快感も決して誤りではなくて、イジりで感じたストレスが積もりに積もって心によくない影響を及ぼすこともあるから、全てをスルーすべきだとは思いません。でも特に橋猪篠以外の5人はプロだから、騒ぎすぎるのもよくないんじゃないかなと思った配信でした。

タイプロ亡霊のみなさんへ―timeleszが教えてくれた“永遠”

さて、なんか完全に順番が逆になりましたが、ファイナル審査のステージは本当に最高でしたよね。

「Rock this Party」で誰もができるわけではない難しいパートを任せられて完璧に魅せてくれた路己くんと大夢くん、「RUN」で号泣しながらも心に響くパフォーマンスをしてくれた乃我くん。

推していた候補生が落ちてしまってタイプロ亡霊になっている方も多いと思いますが、そんなみなさんに、私が長いヲタ活の末にたどり着いた“永遠”の考え方について共有させていただきます。

ヲタクをしていると、よく

「推しは推せる時に推せ」
「いつまでも いると思うな 推しと親」

という言葉を目にします。要は「ヲタ活は永遠じゃないよ」ということで、確かに全ヲタクが胸に刻んでおくべき言葉ではあります。

“永遠”って、なんでしょうか。「永遠はあるか?」の問いに対する答えは、多分「No」が正解だと思います。人の気持ちは移ろうものだし、そもそも人の命だって有限なので。

でも、この問い自体を「過去を永遠にすることはできるか?」に変えた場合、答えは「Yes」なんじゃないかと思っています。


アイドルを応援していると「この瞬間がずっと続けばいいのに」と“永遠”を祈ってしまう瞬間があります。

でも実際それは叶わないことのほうが多くて、そんな期待と失望を繰り返した末に気付いたのが「未来は永遠じゃないけど過去は永遠」。

“永遠”なんてものはないけど、一瞬の積み重ねが思い出の中で“永遠”になる。

だって、それを体現してきたのが他でもないtimeleszなんですよ。

マリウスとの思い出、ケンティーとの思い出、Sexy Zoneの思い出、3人のtimeleszの思い出。そういった大切な思い出を1つ1つ大切に宝箱にしまって、“永遠”にしてきてくれたグループだと思うのです。

“永遠”って英語にするとforeverとかeternalが思い浮かびますけど、ここで是非使っていきたいのがtimeless。

これは私の勝手な解釈なのでサラっと聞き流してほしいのですが、foreverやeternalは「時間的な永遠」を表現するイメージ。でもこれは最初にも言った通り人間の命だって有限だし、時間的な永遠を信じることって難しいじゃないですか。

でもtimelessなら、そもそも時間(time)に囚われない(less)という考え方ができるわけで、時間を超越することができるのです。

だからアイドルヲタクにとっての“永遠”とは時間的な継続ではなく、我々が自由に作り出すことのできる概念。一度でもそこに存在したアイドルやステージは、全て受け手側が「永遠にすることができる」。

ファイナル審査の「Rock this Party」も「RUN」も、もう二度と見ることができないステージだけど、確かにそこにあったもの。それは自分の中の思い出の宝箱にしまっておけば、いつでも取り出して楽しむことができる。それが“永遠”だと思います。



つまり、timelesz projectは昨日のファイナル配信をもって、我々の記憶の中で一生輝き続ける“永遠”となりました。


タイプロとタイプロ候補生よ、永遠に。

そして、タイプロ候補生の未来に幸多からんことを!